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70回目の原爆の日、HIROSHIMAで起きた2つのこと

      2016/11/19


広島に原爆が投下されてから明日8月6日で70年目になります。こんにちは、コンテンツプロデューサーの佃(ツクダ)です。広島ではニュース・番組で取り上げられましたが、全国ではあまり伝わっていないかと思いますのでこのサイトで2つのことをご紹介します。

70回目の原爆の日、HIROSHIMAで起きた2つのこと

レッド・ツェッペリン ジミー・ペイジ氏が44年ぶりに広島へ

「天国への階段」、「ロックンロール」などで知られる伝説のロックグループ、レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジ氏がアルバムのイベントで来日。その過密スケジュールの合間を縫って44年ぶりに広島を訪問し、平和記念公園で原爆慰霊碑に献花を行いました。

レッド・ツェッペリンは44年前の1971年9月に広島でコンサートを行っており、その収益金を全額寄付。今回の広島訪問ではジミー・ペイジ氏は、NHKによると「広島を再び訪れることができ光栄です。全世界の人が原爆の被害について心を痛めてきました。だから私たちは平和を祈っています」とのコメントを寄せています。

amassニュース(テキスト)

音楽を好きな人、ロックを志した人でしたら誰もが知るスーパースター、レジェンド・ジミー・ペイジ氏が貴重な時間を使って広島を訪問されたこと、そしてこの来広を通して70回目の原爆の日が世界で注目されることは「原爆を忘れない」ためにも大変意義深いことです。私も「原爆が落とされたという事実」を人々の心に留めおいてもらいたい、語り継いでもらいたいと願っています。

WEB漫画「原爆に遭った少女の話」が話題に

2012年6月3日からWEBで公開された漫画「原爆に遭った少女の話」が、ネット上で話題になっており、原爆投下から70年目に当たる今年、NHK広島で30分の番組として紹介され反響を呼んでいます。この作品はさすらいのカナブンさん作で、祖母の体験談をもとに漫画化した実話、79ページの小作品です。

原爆に遭った少女の話

現代風のキャラクター・絵柄が親しみやすく、ページ数も少ないということで多くの方に読まれ、ツイッターなどSNSで拡散されてさらに広まるという好循環で50万以上の方に読まれているそうです。等身大の主人公、雨田豊子の就職や恋愛、そして原爆との遭遇、試練、復興、希望・・この漫画では70年前の出来事が、より身近なこととして感じることができます。

私も拝見させていただきましたが、漫画として読みやすくもありながら、実話という背景の重さもあって、想いは十分に伝わる力作と感じました。さらに本編に加え、各ページ毎に付け加えている注釈や写真で、事実・こぼれ話・補足もしっかりとされております。

また原爆の悲惨な光景については漫画版とネーム(下書き)版が選択できるようになっており、見るのがつらい方には下書きでも雰囲気を伝えようという工夫もあって、さすらいのカナブンさんの「一人でも多くの方に読んでもらいたい」という気持ちも伝わってきます。

NHK広島のテレビ番組内で「表現が軽すぎる」などの厳しい意見が出てきました。たしかに広島で生まれ育ったものからみるとそういう一面はあります。しかし、被爆の厳しい現実やリアリティを伝えようとするあまりに、見るのがつらいという方に伝えきれていなかった側面があったことも理解できましたし、両面のアプローチがあって、それを読者が選択するのもいいのでは、と思い至りました。

さすらいのカナブンさんの、若い人に祖母の経験を伝えようという努力・継続に敬意を表するとともに「原爆に遭った少女の話」は様々な意見がありながらも、70年前の現実を伝えようとする力作には間違いありません。是非お時間がありましたら、76回だけページをめくっていただければと思います。
*イメージは引用させていただきました。

まとめ

44年経っても“原爆”を忘れず、広島に来ていただいたジミー・ペイジ氏、祖母の実体験を伝えようと努力し続けるさすらいのカナブンさんの「原爆に遭った少女の話」。共通することは「風化させない」という強い願いです。

時代が進むとともに、戦争や原爆を知らない世代が増えてくることは必然で、知らない世代にあったことを伝えること、そして忘れないことはとても大切なことです。なかなか簡単なことではありませんが、音楽や漫画などエンターテイメントを通して伝えることはできますし、プレイヤーや作者がその過去を知っていれば、リスペクトするファンや読者がその考え方に共鳴してくれることもあるでしょう。エンターテイメント、そしてプロアマ問わず出来ることは必ずあるはずです。1945年8月6日広島、8月9日長崎に原爆が落とされたという事実、このことを深く心の中に刻んで、明日の8月6日を迎えたいと思います。


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