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日本の出版社、漫画で海外進出続々と

      2017/01/31


2014年から2015年にかけて、講談社、KADOKAWAなどの日本の大手出版社、楽天などのIT企業が次々に漫画&出版ビジネスで海外展開しています。コンテンツプロデューサーの佃(つくだ)です。今回は国内企業の海外展開について。

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日本の出版社、漫画で海外進出続々と

アメリカの電子書店が急成長中

電子書籍を含めたデジタルコンテンツ配信サイトのうち、アマゾンのキンドルストア・アップルのiBookstore・グーグルのGoogle playが世界中で電子書籍を配信・販売し隆盛を誇っており、特にアマゾンは世界最大の書店といわれるまで成長しています。

海外ではメインの小説のほか、日本の漫画も[manga]としてアマゾンやアップル、グーグルで配信されておりますが、最大の漫画“生産”国である日本の出版社も近年、海外での漫画配信・販売に本腰を入れ始めています。今回は特に注目される大きな動きを3つに絞ってご紹介します。

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日本企業の展開は?

KADOKAWA

 「BOOK☆WALKER」の海外向けサイトが2014年スタート。「デッドマン・ワンダーランド」「らき☆すた」など漫画、ライトノベルの英語版が配信されている。タイトルは随時追加中。

講談社

 デジタルガレージ社と合弁で「Kodansha Advanced Media」を通して、海外のうち北米を中心に本格的な展開を実施する。現在配信している英語版電子漫画を400から2000をめどに拡大(2017年末頃)、合わせて今夏、サンフランシスコで開催される「J-POP SUMMIT 2015」に参加し、アメリカのユーザーに向けたプロモーションを実施。

楽天

 海外最大手の図書館向け電子書籍配信サービス「OverDrive」の全株式を取得し2015年春に買収。同社は米国、カナダ、イギリスなど約50カ国において250万以上の作品を図書館向けに貸し出し、3万以上の施設にサービスを提供中。楽天傘下のkobo社と連携し、国内作品の海外図書館向け配信という新しいステージのサービスが見込まれています。

従来のビジネスモデルでもある、「英語作品を海外・特に北米を中心に配信し売り上げを拡大するビジネス」と、「図書館に電子書籍や漫画を貸し出し収益を上げる新ビジネス」の両面で、漫画を中心にした日本の作品が、海外ユーザーに読んでいただける機会自体増えるのは大変望ましいことです。

当面の課題は?

北米市場は、日本の漫画市場に比べ約10分の一程度と小さく、また日本の読者のように子どもから大人まで幅広く漫画を読むという文化はほぼありません。漫画を読むのは子どもや特定の方に偏っているとみられていますので、今回の漫画の供給の量が、果たして期待通り消化しきれるか(売れるか)は大きな問題です。(アメリカの漫画市場はこちらもご覧ください

さらに売れる漫画、受け入れられる漫画の幅が日本に比べますとかなり狭いと予想されます。
まずは直近の売り上げよりも、北米での漫画市場の育成に力を注いでいただければと思っています。時間はかかりますが、育成を中心に据えますと、次々と新作をリリースする戦術よりも育成に則した異なる戦術が有効であることが分かります。実際に配信して売れる作品をまずリサーチ&ピックアップ、売れた作品もしくは売れそうな作品から横にずらして同様の作品をリリースし、その作品近辺の読者層を着実に増やすことで市場を拡大する。

当然ですが日本とアメリカ・カナダでは、価値観や漫画に接する年数、深度も異なります。じっくり腰を据えて市場育成を目標とした電子漫画配信を行ってもらえれば北米で一過性ではない漫画市場が形成されますし、この手法は他の国々でも展開可能です。
1カ国ずつ市場を成長させて、日本の漫画やラノベが世界で受け入れられる土壌を作ることで、個人やインディ、中小企業も海外進出しやすい望ましい環境となります。

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まとめ

実は、出版社や企業の海外展開は今に始まったことではなく、多くの挑戦や失敗を繰り返した歴史があります。今年、2015年は過去の経験を踏まえて、各社の海外展開が成功しそして連携し、実りある“電子書籍世界展開元年”になることを心から期待しています。


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