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下町ロケットの佃製作所は実在する?

TBSドラマの「下町ロケット」、視聴率が20%を越え巷にブームが起きつつありますが、果たして佃製作所のモデル企業はあるのでしょうか?こんにちは、コンテンツプロデューサーの佃です。今回はドラマの内容以外にも見所満載の「下町ロケット」について。

ドラマ「下町ロケット」はすでに大爆発中!

2015年10-12月期のテレビドラマは、平均視聴率10%越えが「下町ロケット」のほか「偽装の夫婦」、「5→9」、「遺産争族」、「コウノドリ」、「掟上今日子の備忘録」と合計6タイトルあり、そのほか「サイレーン」、「エンジェル・ハート」と二桁目前で極めて話題性が高い作品がひしめき合い、大豊作の期となっています。(2015年11月18日現在)
その中でも「下町ロケット」は11月15日オンエアの視聴率が20.2%と、ついに20%を突破。最終回まであと5話もあることや大ヒット中の「下町ロケット2」という原作本があり、これを下地にドラマが制作されることを合わせて考えますと視聴率のさらなるアップ、あの「半沢直樹」の最高視聴率42.2%に届くかどうかさえ視野に入っています。

加えて視聴率以外にも、2011年にオンエアされたWOWOW版ドラマとの違いや、見逃したときでも見られる媒体展開の分析、ドラマの中に出てきた塩大福などコンビニとのコラボ商品のヒートアップと、「下町ロケット」はすでにメガヒット軌道に乗ったと言ってもいいでしょう。

人気爆発の「下町ロケット」 11年放送WOWOW版とどこが違う? 
Yahoo!ニュース

「下町ロケット」異例のヒット生む緻密な戦略  
東洋経済ONLINE 記事:野呂エイシロウ氏

モデル企業はどこ?

さて、ドラマに登場した企業や個人は実在するのか、つまりモデルはあるのでしょうか?
佃がかつて所属していた宇宙科学開発機構(JAXS)は宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ドラマの前半で佃製作所と敵対する帝国重工は三菱重工業、特許侵害で訴訟を吹っ掛けてきたナカシマ工業はパナソニックでは?という説が取られていますが、それでは主人公である佃航平の会社「佃製作所」はどこなのでしょう?
原作者の池井戸潤氏は「モデル企業はない」ということを述べていらっしゃいますが、ネット上では町工場でありながらロケットを飛ばすことに成功した植松電機、という説も流れています。もちろん真偽のほどは不明です。

「闇夜の素振り」を続けなければ、夢は叶わない
講談社 現代ビジネス

ユニークなメディアミックス、そして名言の宝庫・・

モデル企業の存在以外でも見所はまだあります。
今回のドラマのマーケティングで注目するポイントは、ドラマの後半部分「ガウディ計画」のメディアミックス戦略です。
「下町ロケット」続編の「下町ロケット2 ガウディ計画」は、2015年10月3日から朝日新聞に連載され多くの読者に読み進めてもらいつつ、2015年11月5日単行本を刊行。
つまり新聞でより多くの読者を獲得しつつ、単行本とドラマの連動で宣伝効果を最大化する戦略で、テレビやネットニュースの取り扱いを見ますと「下町ロケット」が扱われない日はなく、このプレジェクトは成功裏に進んでいます。

さらにこのメディアミックスは、副次的にドラマの新しい楽しみ方を提供しています。
リリースされたばかりの新刊と比較して、ドラマの脚本や演出と原作がどう違うのか、どこが人の感動を呼び起こすポイントなのかなどを現在進行形で楽しむことができ、今回「下町ロケット」プロジェクトは様々な視点で考え込まれていると感心いたします。

ドラマの内容は文句なく面白くさらに、佃社長が2話で法廷内で言う「正義は我にありだ!」に代表される名言の宝庫、そして熱い男同士の信頼に答える帝国重工財前の、社長の説得などセリフやキャラクターも見ごたえがあり、6話以降のドラマのさらなる盛り上がりが期待されています。
もう少しオンエアが早ければ今年の流行語大賞にノミネートされたことは必至ですが、受賞という目に見える形よりも、人々の心に残り熱くさせる言葉は、目には見えなくとも視聴者の心に深く刻まれることでしょう。

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