映画「ひろしま」とは?
女子高生 みち子が授業中に白血病で倒れる。当時はまだ、原爆による放射能の後遺症があまり知られておらず、偏見や差別が横行していた。
同じ悩みを抱える男子高校生が、みち子をかばい被ばくの現実、被爆者の辛さをしてほしいと訴える。広島県外から転勤してきた教師も、自身の無知を反省し被ばくした実態を知ろうと努力する。
病床にあるみち子は、原爆が投下された8月6日8時15分、当時の悲惨な光景を思い出す・・・。
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1953年制作の日本のモノクロ映画。監督 関川秀雄 出演 岡田英次 山田五十鈴 月丘夢路 加藤嘉 音楽 伊福部昭。ベルリン国際映画祭で長編映画賞を受賞した。国内公開直前に一般公開は見送られたが、前年までプレスコードを敷いていたGHQに映画配給会社が配慮したためといわれている。

一言感想
広島出身者でさえ一部の人しか知らない幻の映画「ひろしま」が、2019年8月17日にNHK eテレで全国放映され、大反響を呼びました。
原爆被爆のわずか8年後という制作時期、被爆経験のある方々の参加によるリアルな再現、広島出身の女優 月丘夢路が無償での出演、一流の映画スタッフなど、原爆の悲惨さを直接的に伝える映画としては傑出しています。
名匠 オリバー・ストーン監督も人類が必ず見るべきと推奨、アメリカ資本でデジタル化も行われ広く長く見られる環境は整いました。現在は、動画配信サービスでは見られませんが、一人でも多くの方に被爆の現実を見ていただくことを願っています。