映画「八つ墓村(1977年)」とは?
萩原健一演じる寺田辰弥は、多治見家の家督を継ぐため未亡人の森美也子(小川真由美)に案内され、八つ墓村に向かうことに。
そこで、八つ墓村の由来ー戦国時代、村人が尼子家の落ち武者を裏切り、追手である毛利家に差し出し惨殺した。その首謀者は先祖である庄屋の庄左衛門で、やがて発狂し殺人事件を引き起こし、祟りと恐れられていたことーを辰弥は知る。
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現代になって、辰弥の父 多治見要蔵も村人28人を殺害し失踪していた。寺田辰弥が故郷に帰ると時を同じくして連続殺人事件が起こり、探偵金田一耕助(渥美清)が、捜査に乗り出すが・・・。
横溝正史の同名長編推理小説を原作とした1977年版の日本映画。監督 野村芳太郎 出演 萩原健一 渥美清 小川真由美 山崎努 音楽 芥川也寸志。1951年、1996年に映画化されたほかテレビドラマとしても制作・放送されるほど根強い人気を誇る。

一言感想
キャッチコピーの「祟りじゃ~」と、多治見要蔵の頭に懐中電灯を2つ逆さに差して連続殺人を犯すインパクトのあるシーンで大ヒットを記録した映画です。
日本の推理作家、横溝正史の作品は戦後間もない日本の混乱期に起こった、おどろおどろしい事件を書き綴り日本の原風景の中に怨念を巧みに表現、日本人の中に刷り込まれている恐怖・怒り・観念を呼び覚まして人気を博し、「八つ墓村」のあとも次々と映像化されました。
監督、俳優、音楽どれをとっても日本を代表する環境で製作されており、今一度見ておきたい作品です。
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