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「電子コミックの日」と「電子書籍の日」、なんで2つあるの?

日に日に読者を増やしている電子コミック。8月16日は「電子コミックの日」だったのをご存知でしたか?でもデジタルブック関係ではもうひとつ「電子書籍の日」が存在します、しかも別の日に。今回は電子書籍・電子コミックの日からみる記念日とその背景について。

記念日はどうやって決まるの?

「子どもの日」や「七夕」など、日本には伝統的な行事やイベントから定着した記念日を始め、企業がPRのため制定した独自の記念日など2400以上あり、しかも毎年増加しております。しかしその記念日の由来や経緯がしっかりしない、一般に広く普及しないなど課題があったため、1991年4月1日に一般社団法人日本記念日協会が発足し、記念日の認定・登録を行っています。

記念日は企業など誰でも申請は出来ますが、名称や由来などが不明瞭なものや記念日文化の発展を損なう恐れがあるものなど、諸条件に合わないものは認定されません。

そして気になる記念日登録の効果ですが、主なものは下記の通りです。

1:日本記念日協会サイト上に名称、日付、由来、リンク先が掲載される
2:イベントなど公式利用の際に「日本記念日協会登録済」と告知ができる
3:新聞・テレビ・WEBなどのマスメディアPR活動に効果的

この申請・登録方式であれば、記念日に認定される敷居が予想外に低く、数多くの記念日が存在する理由を垣間見ることができます。

「電子コミックの日」の由来は?

それではなぜ、「電子コミックの日」は制定されたのか?
NTTソルマーレが運営する国内最大級の電子書店「コミックシーモア」がサービス開始したのは2004年8月16日。その10周年を記念して2014年に申請し登録されたのがこの「電子コミックの日」、8月16日という訳です。記念日制定の目的は「電子コミックを通して日本を元気にする」とのこと。

ところがデジタルブック関係の記念日はこれだけではありません。「電子書籍の日」もあり、こちらは2月17日です。

2013年に大手電子書籍ストア「BookLive!」が、2月17日を「電子書籍の日」として日本記念日協会に申請し認定されました。BookLive!は2011年2月17日にサービス開始しており、日にちの由来は「電子コミックの日」と同じ。そして目的は「電子書籍の認知度向上や利用促進を図り、電子書籍市場の拡大と豊かな読書体験の提供」です。

つまり「電子コミックの日」、「電子書籍の日」、いずれも電子書店の開店の日をそれぞれ各書店によって申請され認められた日ということなのです。一見、電子書籍が開発された日?電子書籍が日本で初めて発売された日?のように見えますが、電子書店のサービス開始日を記念日とし、重みを増してプロモーション展開しているといってもいいでしょう。

まだまだあったデジタルブック関連記念日!

これで終わりと思いきやまだありました。世界最大級の電子書籍販売サイト、イーブックイニシアティブジャパン eBookJapanが認定を受けた記念日11月29日、ずばり「イーブックの日」

この記念日はサービス開始日ではなく、「さまざまな可能性のある電子書籍を通して本を読む人が増えて欲しい」という目的のため、日付11と29を「いい、ブック」と読み、イーブックジャパンのサイト名の語呂合わせから登録されました。

デジタルブック関連で3つもの記念日があり少しややこしいですが、各電子書店の営業政策や宣伝、そして想いが伝わる記念日でもあります。

まとめ

下記に3つの記念日を整理しました。

電子コミックの日」08/16 コミックシーモア
イーブックの日」11/29  イーブックイニシアティブジャパン eBookJapan
電子書籍の日」02/17   BookLive!

読者が本を通して楽しい時を過ごすことができれば、この3つの記念日を制定した各電子書店、そして著者や制作に携わった方々も喜びを感じることができます。電子書籍や本を読むとき、あるいは記念日にそのことを少し思い出してもらえれば、記念日としての役割は果たしたことになります。

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