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カープが教えてくれた成功する唯一の秘訣は?

広島カープがついに25年ぶりにセ・リーグ優勝!黒田選手と新井選手の長い抱擁に感動!25年ぶりの優勝で広島はすごいことになっています。こんにちは、コンテンツプロデューサーの佃です。今回は成功する秘訣について。

広島カープの存在意義

やっと広島カープが優勝しました。広島カープの成り立ち、ポリシーや哲学から、全国に数多くのファンがいらっしゃっいますので、25年ぶりの優勝に歓喜が全国で沸き起こっていることでしょう。当然、広島出身の私もご多分にもれず、美酒に酔いしれています。

ちなみに漫画「はだしのゲン」の中沢啓治先生とカープの新井選手に親交がおありだったようで、今回のブログでは広島カープからわかる成功の秘訣を書いてみます。

1945年の原爆で荒廃した広島に希望を・・・と設立された広島カープは、市民球団として産声を上げましたが、オーナー企業がないためか、すぐに資金難に陥り存続の危機に見舞われます。そこで市民が立ち上がり「タル募金」で広島カープを支えたのは、いまや有名な話ですね。

お金がないけど一生懸命頑張る姿に市民やファンが応援する、カープで有名になった選手はすぐに大都市の有名球団に引き抜かれても自前で育てて、弱点を強みにして独自の哲学で球団を育んでいく、そういう独自の姿勢に多くのファンが魅了されています。

また、ちょっと驚いた事実があります。

あるTV番組でオンエアしていたのですが、原爆で両親を亡くされたあるお子さんが、親戚に引き取られたものの、実の子ではないことから朝から晩まで花を売り歩かされる。しかもその親戚は朝から酒を飲むなど放蕩三昧、生きる目的をすっかり見失ったその子供が、生きがいにしていたのが、広島カープだったのです。

野球やスポーツを超えて、人生にまで影響を与える広島カープの存在や活躍は、ヒロシマ人としての誇りですし、なくてはならない球団であり、唯一無二の存在といっても納得していただけるのではないでしょうか。

でも25年は実に長い

しかしながら前回優勝の1991年から25年といえば四半世紀、言葉でいえば大したことはないように感じますが、実に長い時間が優勝までかかってしまいました。広島カープの優勝を夢見て、味わえなかった、そして見ることができなかったファンのことを思うと無念さはいかばかりかと思います。

余談ですが、時の長さをインターネットビジネスの点からみれば、ネット企業の代表格「楽天」創業が1997年、ブロードバンド革命と言われたADSLのYahoo!BBは2001年開始なので、インターネットビジネスが日本で生まれ発展している最中には、広島カープはただの一度も優勝していないことになります。

成功のためのポイントとは?

ここでセ・リーグ優勝という25年ぶりの成功を見ますと、スポーツに限らずエンターテインメントビジネスにおいても活用できる成功のための重要なポイントがわかります。

1:己を知り、環境や他人の責任にしない

広島カープは貧乏球団ゆえに自前で戦力アップをする必要性に迫られました。
しかしそれが功を奏しスカウトの目が肥え、将来有望な選手たちをドラフト・海外スカウトなどで獲得でき、またFA獲得は原則としていないため、カープの生え抜きを際立たせ、かつ低コストで球団運営ができる要因となっています。

とくに海外スカウティングは定評があり、元プレイヤーでもあるアメリカのスカウト2人は、有名なアマチュアを見にいくのではなく、ほぼすべての可能性のあるアマチュアは、実際に足を運んでチェックしており、噂では広島のスカウトはどの現場でも必ず来たことがあるというくらい有名とのことです。元プレイヤーの視点、チェックの数、そしてスカウトのセンスなど、広島の外国人選手にははずれが少ないのはこのためでしょう。

さらに日本球界初となる外国人発掘育成を目的としたカープアカデミーをドミニカ共和国でスタート、他球団にはないオンリーワンの特色を打ち出すことに成功し、この個性がファンの拡大につながるという好循環を描いています。

「金がないからできない」「地方球団だから無理」「オーナー企業がないから不可能」ではなく、金がないからこそできること、有名選手・FA選手を獲得できないからこそできることを見つけ実行すること、短所を長所に転換することを広島カープは教えてくれます。

かたや漫画の分野では、紙の出版数や書店が減っている厳しい環境ですが、他の責任にせず、むしろ逆境もいえる環境に適応して、自分のできることを自覚し自らを高める方こそ、成功の資格があると強く思います。

2:基本と応用のコンビネーション

肝心の野球がおろそかでは何もなりません。今年は石井琢朗バッティングコーチの指導のもと、基本をみっちり何万スイングもこなし本番で実力が発揮できる基礎を作りこんでいます。

そして応用とは、球団のファンサービスのクリエイティビティで、観客動員を増やすことで、選手のやる気を出す環境づくりを行っていることです。満員のスタンドでプレイするとやる気が違うといわれますから、球場を埋めることは市民球団の運営を安定させると同時に、戦力アップを兼ねる一石二鳥なのです。

球場で寝そべって見られる「寝ソベリア」や、バーベキューをしながら観戦できるスペース「パーティーグリル」、座面が畳で家族で楽しめる「鯉座敷」、球場を1周できるコンコースはメジャーリーグの球場のよう、そして球場内にお化け屋敷(お化け屋敷プロデューサー五味弘文氏)を展開する発想、「亀田の勝ちの種」(柿の種)、「締まっていこうぜ!」(骨盤ベルト)など、知恵とダジャレをフル活用のカープグッズの数々、これでカープを好きになる方が全国で増え続けています。

3:小さな成功を積み重ねる

長い間低迷していた広島カープですが、ここ数年は4位やCS争いに絡むなど、小さな成功を積み重ねてきました。1・2で、我慢しながら頑張っていても続かないもので、こうした小さな成功がモチベーションを持ち上げ、努力の継続に大きな影響を与えます。

手前みそですが、弊社でいえばオリジナル漫画が海外チャートでランクインしたとか、熱烈に作品を気に入ってくれる人が何人かいらっしゃるとか、大ヒットとまでは言えないまでも、小さな成功が継続するエネルギーを生み出し、さらに大きな成功に向けてのマグマになる、この1・2・3の組み合わせが成功にとって何よりも大切なことです。

そして結論

成功するための唯一の秘訣、それは「成功するまで辞めない」ことです。

ポイント1をわきまえて、2で戦力・経営力をアップしファンを増やし、ポイント3を繰り返すことで、継続しあきらめなければ成功する・・・このことはよく言われていることでもありますが、実行することが大変難しい言葉でもあります。

しかし、「成功するまで辞めない」ことは成功するための唯一の方法であり、そのためにはポイント1、2、3のような、続けてさえいれば絶対に成功するはず、という根拠をしっかり作る事が大切です。

まとめ

広島カープの優勝をきっかけに、成功の唯一の秘訣について書いてみました。広島に“偉大な先生”がいることに感謝し、そして誇りに思っています。

さて、プロ野球はいよいよ次はCS、そして日本シリーズと広島カープファンにはたまらない秋になります。スポーツファン、プロ野球ファンは力の限り応援して、平和のもと野球を味わえることに感謝しながら、野球を存分に楽しみましょう!

続き 2016/10/30
日本シリーズは、熱戦の末日本ハムが日本一になりましたが、広島カープの選手の健闘には拍手を送りたいと思います。課題が見えた日本シリーズを糧に、さらに上を目指してください!

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